新横浜ラーメン博物館

1995.09.27
入館待ちの人々 【概 要】
1994年3月6日オープンの出来たての博物館です。
1F 「ラーメンギャラリー」
日本で初めてのラーメンのレプリカや店、屋台の再現、用品のコレクションラーメン・データベース、ラーメンTVゲーム、おみやげ店など。
B1,B2「ラーメンの街」
地下1・2階が吹き抜けのように広がる昭和33年の駅前繁華街の再現。8軒のラーメン屋にショット・バー、居酒屋、おでん屋も営業している。

【コメント】
 1994年3月6日のオープン初日、開館の11時の少し前にたどりつくと、博物館前の道路をはさんだ向かいにある駐車場に大行列。『スプラッシュ・マウンテン1時間待ち』の様相である。少々めげるが、せっかく来たのだから、列の最後に並ぶ。
この列はどんどん延びてとなりの駐車場まで延びる。
 11時、チャルメラのファンファーレとともに開館。少しづつ入場させるため、中々列は進まない。博物館前では村野武範がラーメンのCMと同じ恰好でテレビの中継カメラの前でいろいろポーズをとっていた。
 やむを得ず、待ち時間を、ウォークマンでハマラジを聴いたり、配られたパンフを読んで過ごす。
  12時00分、入場券売りの女性が回ってくる。とても今日ではラーメン8軒食べ切れないと思い、3か月パスポート1000円を買う。自動改札の定期券のようなものでありました。博物館入口まであとわずか。駐車場わきには芸能人、関係各社から送られた花輪が並べてあった。
 12時10分、ようやく入場できる。70分待ちか!道路を渡り、改札にパスポートを通す。
 1Fは展示コーナーだが、皆、早く地下のラーメン街に行きたいので列を崩さずに並んでいる。ゆっくり展示を見て回ったのでは列からはみ出てしまうからだ。
 私も、展示を見たかったのだが、どうせパスポート券を買ってしまったのだからとあきらめる。覚えている展示は「シナチクの出来るまで」「チャルメラあれこれ」「テスト販売までいった幻のカップラーメン」ぐらい。水戸黄門のラーメンはどこに展示してあったのだろう?


 階段で地下に向かう。そこは、なんと、昭和33年の「国鉄鳴門橋駅前」繁華街が広がっていた!夕暮れの雰囲気、街頭放送が仕事帰りのサラリーマンがほっとする気分(が、分かるようになった自分がなさけない)が迫ってくる。

 民家の部分(蓮華町)も、壁の張り紙や物干しの下着、中から聞こえるラジオ放送の音など、雰囲気づくりはかなり徹底している。

 駅の路線図、駅前たばこ屋の商品や派出所の再現にも遊び心が感じられる。
 そう、これは「昭和33年駅前繁華街」の再現をテーマにした「テーマパーク」と 呼べる趣向であります!
 そこからさらに石造り(風)の階段を降りれば、地下2階に着く。そこは地下鉄鶴亀公園駅前商店街という設定。ここには東宝封切館「大劇」が「地球防衛軍」(昭和32年作品)を上映しているという設定で、ポスターとスチル写真が展示してあります。チケット窓口の「大人170円学生130円」とか、番組時間割りとかも再現してあります。中から映画館の宣伝音声も流れてきますが、残念、入場は出来ません。

大安の喜多方ラーメン
 公園では村野武範がラーメンを食べ比べるテレビ中継をしています。人だかりがしていたのですが、そういう時こそラーメンを食べるチャンス!と行列の出来ていない大安(たいあん)食堂に入る。
 喜多方ラーメン800円の食券を買って、カウンター席でラーメンを待っていると、いきなり村野武範が入ってきて、隣でラーメンをすすっているおじさんにインタビューを始めた。
「今日はラーメンどれだけいきますか」
 おじさんは面食らって、「来たばかりでわからない」と答え、村野武範とテレビカメラが去った後、「どれだけいけますかと言ったって8軒も食えるわけないよ」と言ってました。ははは。
 ここのラーメンは麺がきしめんのように平べったく、そして縮れているので、すするとこってりスープを巻き込んでお口の中で踊ります。うむ、第1麺クリアーだ!

 ラーメン街を回り、雰囲気を楽しむ。私の生まれる前の時代設定ではあるけれど、私の幼稚園の頃までは確実にこんな町が残っていたと思え、なんだか懐かしい。この町の住民は、姿は見えないけれど、みな曰く由縁があって設定されている。
 その隠された正体は、パンフの解説から推理できる。ここには「月光仮面」にあこがれて警官になった人も住んでいるらしいのだ!
 家に「テレビに写ったぞ」と電話しようと思うが、ここには10円玉専用のピンク電話しかない。両替機も札だけしか扱わない。雰囲気重視のためだろうが、中で電話をかけようというひとは10円玉の用意が必要。端数の出る定価のラーメンを食べるという手もあるが、面倒だ。
「一風堂」の博多ラーメン
 鳴門橋駅、鶴亀公園駅を降りる客がどんどん増えてきた。せめてもう一軒と思い、「一風堂」の食券を買う。650円、10円玉のお釣りが出たのでようやく電話をかけられた。家人はテレビを見ていた。「後ろ姿だけした見えなかったが、私は分かっ たよ」と。
 「一風堂」は博多ラーメンのこってりスープ。混雑し、注文が錯綜しているうちに作り過ぎてしまったもやしラーメンが宙に浮き、一人で座って待っていた私に「もやしでよければどうぞ」とやってきた。ラッキー!!「もやし追加分」を得したのである。ここはニンニクも自分で絞ってラーメンに入れる方式。生姜もセルフサービス。
 私はニンニク2片を絞って入れたら、これが効きすぎて、その後半日、胃袋が火事になってしまった。とにかく濃いスープです。強烈な満腹感。

 午後1時半頃になり、もうこれ以上お腹には入らないので上に上がる。階段は風呂屋という設定で富士山のペンキ絵や映画ポスターが展示してある。
1Fではラーメン・データベース、ラーメンTVゲーム、おみやげ店などのコーナーに出る。入口の展示ゾーンには戻れない。(外には相変わらず大行列、1時間待ち相当だ)
 ラーメンTVゲームは、100円を入れてプレイする対戦型オリジナル・ゲームで、基本は「ラーメンの早食い」である。ボタンをパチパチたたくと「食べる」、押し続けると食べるのは一休みだが、その間に「気」が溜まり、放すと相手に攻撃できる。 攻撃を受けると、ラーメンが喉につかえてしまう。と、いうルールで早食い競争をするのだが、一人ではどうにも面白くなさそうなのであきらめて眺めるだけにする。グループで来たなら盛り上がるでしょう。
 グッズショップでおみやげのラーメンを買った。冷蔵庫には日本各地のいろいろなラーメンがあったけれど、地下で行列が長かった「こむらさき」のラーメン・スープ付の袋を選んだ。その他にもドンブリやキーホルダーなど、有りがちなおみやげを売 っています。そしてラーメンドンブリコレクションを眺めてから帰ることにした。

まだ、

が残っているが、今後の課題としよう。
どこもこってりしているようなので、とても3食も食えない。頭に血が昇ってしまいます。

☆20★10点で評価すると
【テーマ度】☆☆☆☆★   昭和33年駅前繁華街テーマパークとして十分楽しめます。「団塊の世代」なら涙を流して喜ぶでしょう。
【展示品レベル】☆☆☆★  ラーメン食いにあせるため、ゆっくり見ていられませんが、空いている時を見計らっていけば色々発見できると思います。
【満腹度】☆☆☆☆☆   どこも食いでがあります。胃腸薬持参の方がいいかもしれません。夕方から、おでん屋や居酒屋も営業するはずなので、さらに「胃もたれ度」アップか?
【料金】☆☆☆★    入場料は安いが、ラーメン食わぬことには話にならない。通って全店食べれば、結局、お金は沢山使う。入場料をとる食堂と言えぬこともないが、まあ、しょうがないか。
「父と子のラーメン教室」とか「屋台を引いてみよう」とか体験コースを夏休みにで もやらないかしらん?


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